キャリアパスを考えてみる
金曜日, 9月 8th, 2017インフラエンジニアの仕事は、IT業界のエンジニアの中でもシステムの根幹に関わる仕事になるため、やりがいがある一方で高い見識と技術が問われることが多いとされます。その仕事内容は多岐に渡りますが、大きく分けて「インフラ設計」「インフラ構築」「インフラ運用」の3つになります。
この中でインフラエンジニアの仕事として最もイメージしやすいのがインフラ設計ですが、これを行うに当たってはインフラスペックの確定・予算の算出・プロジェクト期間の策定など、経験がなければ遂行できないような特徴があります。それに対して、インフラ構築については機器の運搬や組み立て・ソフトウェアのインストール・各種テストと言った、ある程度知識があれば仕事に耐えうるような実働系の仕事が多いため、インフラ関連の仕事が未経験の状態でも職務を果たすことができます。インフラ運用については、実際の障害に対する管理や障害対応と言った面である程度の経験を求められることがあります。
インフラ関連の仕事はこのように、3つに大別される仕事内容によって求められる経験値に差があると言う特徴があるため、未経験者がインフラ関連の仕事に就きたい場合は、やはりインフラ構築関連の仕事から行うのが良いでしょう。インフラ構築に従事しながら技術や知識ともに経験を蓄積していき、最終的にはインフラ設計の仕事に就くと言うのが、未経験者のインフラエンジニアの典型的なキャリアパスだと言えるでしょう。